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Serial Attached SCSI : ウィキペディア日本語版
Serial Attached SCSI

Serial Attached SCSISAS; サス)は、コンピュータハードディスクドライブ等のデバイスを接続するためのインターフェースである。SCSI規格の一種であり、それまではパラレル伝送であったSCSI規格を、その名の通りシリアル化したものである。
"Ultra-320 SCSI"の後継にあたる規格であり、パラレルSCSI同様、サーバマシン用HDDの接続に用いられることが主体である。コンシューマ向けにはシリアルATAの方がよく使われている。
INCITS(International Committee for Information Technology Standards)のT10技術委員会がプロトコルの開発・維持を行い、SCSITA(SCSI Trade Association)が普及活動を行っている。
== 経緯 ==
それまでSCSIはパラレル・インターフェースであったが、2000年3月に規格が策定されたUltra-320でも16組の差動信号線を80MHzのDDRで駆動することは難しく〔プリエンファシスやトレーニングといったシグナルスキューを抑える機能やマルチドロップによる影響を押さえ込む努力はなされたが、回路規模が大きくなるなど弊害が無視出来ない。〕、既にこの時点でもかなりの限界が来ていた。2000年から2003年の段階では、より高速な次世代パラレルSCSI規格を策定して製品に実装し出荷することは可能であったが、市場において相互接続した場合に安定的な動作に対する不安要素が多く、そういった規格を製品に実装する事はハードウェアベンダーにとって大きなリスクであった。また、もう1つのHDDインターフェース規格であったパラレルATAが同様の問題を回避するために2000年にシリアルATAへと舵を切り始めたことも、パラレル技術を継続する妥当性が問われた。結局、ATA側と同様にSCSI側でも、太い接続コードと大きなコネクタ類から開放されて、今後の高速化への余地が得られるシリアル化を模索することにした〔現状のSAS-1でもSASのコネクタをSATA-HDDに直接差し込むことができる。SASコントローラの中には、接続されたSATA-HDDを正しく認識してSATAモードに切り替わりSATAコントローラとして機能するものがある。"SAS-2"では、SASとSATAの信号線は電気的に全く同一となり、異なるのは信号を生成・解釈する上位プロトコルである。〕。パラレルSCSIとしては次のステップであった"Ultra-640"が2003年に規格として策定されたが、あまり普及していない。

最初の仕様である"SAS-1.0"が2003年5月8日に正式に標準となり〔SCSI Trade Association "STA ANNOUNCES COMPLETION OF SERIAL ATTACHED SCSI SPECIFICATION" 英語〕、2006年頃から本格的に普及し始めている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Serial Attached SCSI」の詳細全文を読む




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